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秋の街③市民の台所

  • カテゴリー:まち自慢
  • 都道府県:秋田県
  • 投稿日:2009年09月29日 20:24
  • 投稿者: 齋藤一洋 さん(秋田県)
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秋の街第3弾は「食欲の秋」。秋田市中通にある「秋田市民市場」をご紹介します。やはり食べ物の美味しい季節、この場所はかかせません。
秋田市民市場、その前身は秋田駅前に市内外から集まっていた行商人の市が始まりのようです。昭和20年代の一時期「朝倉市場」と呼ばれ、この出店者が共同で会を結成し、それが昭和37年頃、協同組合秋田市民市場になったそうです。

現在の「秋田市民市場」平成14年12月に改築して新しくなったものです(写真1)。その成り立ちの経緯から取り扱い商品は衣料・乾物・青果・雑貨・食料・菓子など広範囲にわたっており、改築後組合から抜けてしまった店もあることから、店舗数は減っていますが、ご覧のとおりの看板です(写真2)。
自分の記憶の中の市民市場は、薄暗い雰囲気の雑踏の中、裸電球が列になってぶら下がっている店の光景、魚売り場はいつも床が水で湿っていた気がします。
お盆・歳末は凄まじい混雑で、恒例の家族での買出しの際は迷子にならないよう、手を繋ぎながら買い物をしたものです。まさに「市民の台所」。歳末に買ったみかん箱は、雪の上を家まで押して帰るのは小学生の自分の役割でした。

現在の市民市場の内部も「食品・雑貨通り」「青果通り」「乾物・青果通り」「塩干・乾物通り」「水産通り」と商品ごとに分かれており、以前の市民市場の雰囲気を残した店の並びとなっています(写真3・4)。途中、空き店舗もいくつかあるのが寂しいですね。

また、商品は宅急便での発送もできます。自分が案内した県外の方々は「じゅんさい」「とんぶり」などの秋田名物を日本酒とともに購入・発送し、好評でした。これからの季節はきりたんぽ(鍋)セットも良いですね。ちなみに日本酒は今の季節「ひやおろし」がお勧めとのこと。市場内の酒屋・英雄(えいゆう)さんは秋田県内限定の吟醸酒なども多数取り揃えています(写真5)。

学生時代、県外に出るまで、どこの街にもある当たり前の風景と思っていた「市民市場」。実はその土地で取れた物を新鮮なうちに販売しており、地域の香りが非常に強い、貴重な存在であることを年齢を重ねてようやくわかるようになってきました。
日本全国どこでも各地の名物を口にすることができる現在、季節限定、秋田でしか買えない、というような味のある「市民の台所」としてこれからも続いて欲しいものです。



コメント 

6件のコメントがあります  最新3件表示

近江の仙人 さん(滋賀県) 2009年10月01日 09:54
いいですねぇ、なつかしい市場の雰囲気が伝わってきます。
かつて住んでいた私のまちの生活範囲にはもう市場はありません。郊外のスーパーに押されて空洞化して無くなってしまいました。
市民の台所と観光名所が共存しているところは残っているのでしょうね。
ぎいっつあん さん(京都府) 2009年10月01日 19:56
二枚目の看板 築地に似てますね。

齋藤一洋 さん(秋田県) 2009年10月02日 22:49
近江の仙人さん 秋田市もやはり一地方都市ですので、郊外SCに押され、中心部は元気がありません。市民市場も活気のある時期は限られるのが現状です。でも、秋田の香りのするもの、鮮度が落ちないうちに秋田で食べる贅沢さというものを失くしたくはありません。本当、市民市場、これからも頑張って欲しいです。

ぎいっつあん こうした「市」の看板、店の名前の羅列って雰囲気良いですね。看板の文字を見るだけで何故か賑やかな感じがします。

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