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建築見てある記

中庭の伝統

  • カテゴリー:あれこれ
  • 都道府県:海外
  • 投稿日:2008年04月23日 22:11
  • 投稿者: 小野加瑞輝 さん(東京都)
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重慶で保存されている住宅を見学しました。鐘家院という名前。時期口という川に面した古い港町にあります。

豪商の家だったらしく、家のつくりは中国の住宅形式の一つである四号院となっています。四号院とは門を入ると中庭があり、その周りに渡り廊下があって部屋があるという配置です。中庭の正面が居間。居間の正面には先祖が祀られ、両側にはずらりと家人のものでしょうか、椅子が並んでいます。居間の両側は寝室で、ベットが置かれています。

ところで重慶は中国三大釜戸と言われるほど、夏は高温多湿なところ。今でこそクーラーがあるものの、当時はどうやって暑さを凌いだのでしょうか。
まずは風通しを考えたいところですが、防犯のため、外周部に窓はありません。

部屋には天井がなく、高い空間に小屋組みが見えています。屋根にはトップライトもあります。温められた空気が上に抜け、そこに中庭から風が入るように工夫されていたのかもしれません。中庭は石が敷かれていますが、植物が植えられています。この石に水を撒いて涼を取っていたのかもしれません。

寝室には部屋の幅3.5m、高さ2mもあろうかという巨大な団扇……実は小さな団扇を合わせたもの……がぶら下がっていて、ロープがついています。これを召使いが引いて風を起こしていたようです。これは涼しそうです。

ところで、今回打合せのため、中国のアパート内の事務所を訪れる機会がありました。

外部からはまったく分からなかったのですが、高層アパートの中庭には沢山の木が植えられ、南国のリゾートのようになっています。このアパートはごく普通のアパートで、特に高級という訳ではなく、また建物もけっこう老朽化しています。
それでもこれだけ豊かな中庭を持っているとは……。中国の伝統を見る思いがしました。




コメント 

4件のコメントがあります  最新3件表示

小野加瑞輝 さん(東京都) 2008年04月24日 18:52
新田さん
私もはじめは古いマンションだくらいにしか思いませんでしたが、中庭を見てびっくりでした。
じるこん堂こるち さん(京都府) 2008年04月25日 11:52
重慶の住居の写真を見て、なんだかジャッキー・チェンが出てきそうに思ったのはワタシだけでしょうか?(^^;)
北京のフートンも同じような感じだったのではないかと思うんですが、また違うんでしょうかねえ?
重慶は暑いそうですが、何か工夫があるんでしょう。
ワタシの街では夏、東から西に風が通るという事なので、昔から東西に風通しが良いようになっているようです。
逆に冬は比叡降ろしが厳しいので、北側には窓はありませんね。なんかみんなそれぞれに工夫が有るみたいですが、最近の家はそういったモノが考慮されていないように思うのはワタシだけでしょうか?(^^;)

そうそう、寒いのは我慢できるけど、暑いのは我慢できないっていうのがワタシの街の建物の古くからの基本みたいですね
(^^;)
小野加瑞輝 さん(東京都) 2008年04月25日 13:37
じるこん堂こるちさん
私もそれほど詳しいわけではありませんが、北京のフートンによく似ていると思います。フートンは厳しい寒さ対策として庭の北側をメインの部屋にして日当たりを考慮しています。重慶でも同じ方角です。住みやすさより形式を重んじたのかもしれません。

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