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北海道での小ネタ話
掛川地域SNSシンポジウムj
- カテゴリー:あれこれ
- 都道府県:静岡県
- 投稿日:2010年03月14日 01:09
- 投稿者: 小松正明 さん(神奈川県)
掛川で開かれた地域SNSフォーラム「ここがいいじゃん、掛川シンポジウム」に参加してきました。
前半は東大大学院情報学環教授でネットワーク経済論がご専門の田中先生の基調講演。肩書きは難しそうですがご本人はいたって気さくで、全国各地の地域SNSに参加したりアドバイスをしたりして、地域活性化を実体験する行動派の先生。なんたって私よりも数歳若いし、これからの時代に日本の情報戦略を担ってくださる方です。
講演の内容も分かりやすくて、最初に「一番お伝えしたいこと」というパワーポイントのスライドが登場、三つのポイントは、①地域情報化とは地域づくりであること、②地域を作るのは「人」であること、③皆さんの「気持ち」で「人」が動き、それが「地域の力」になっていく、ということ。
そう、地域情報化というのはネットが使えるとかパソコンが得意というようなことではなくて、自分のまちを良くしたいという思いが先にあって、それを道具として多少便利なネットによって繋がりあうお手伝いをするということなのです。
全国にも地域SNSを使った面白い地域の試みがありますが、掛川の活動もマラソンで言えば先頭集団にしっかり入っているよ、という評価をいただきました。それは又同時に、時代の先駆者としていろいろなことを試みて、成果を後に示さなくてはならない立場であるとも言えます。
掛川のSNSでは特定の人たちが興味に応じて作り、意見交換の場となる「コミュニティ」という活動が比較的活発なんだそう。他には、小学校がホームページを作っていたり地域の美味しいもの紹介活動、また市民記者が地域の話題を掘り起こして紹介する「まち本」なども面白いとか。どれも面白がって参加している人の顔が見えるようです。ご講演ありがとうございました。
※ ※ ※ ※
休憩をはさんだ後は私の登場するパネルディスカッションのコーナーです。今回は私がコーディネーターとして話を振ったりまとめたりする役です。
パネラーには、私からのたってのお願いで三人のかたにご登場願いました。まずはe-じゃん掛川を活発に使って自転車によるガイドサイクリング活動に情熱を燃やしているO畑さん。
次に旧大須賀町で地域の奥さん達との会合を通じて地域の特産物であるおよそ北限のサトウキビから取れる「横須賀白」という砂糖を作って楽しんでいる女性のO太さん。
そして新幹線駅の中の売店「これっしか処」の店長として、地域の産物を紹介しながら本当によい品を欲しいという人に買ってもらうという経営方針を貫きながら、実はネットがほとんどできないというN田さんのお三方です。
※ ※ ※ ※
私の最初の狙いは、「地域SNSは現実の商売や活動にメリットをもたらすんでしょうかねえ?」という問いを下地にして、それぞれ自分の活動をしっかりと持っている方達にSNSを使うことのメリットや批判などを伺ってみたいというものでした。
最初に登場のO畑さんは、実は私も参加している【そば研】のコミュニティに憧れて、自転車のコミュニティを立ち上げたとのこと。
最初は自分一人から始めたのですが、少しずつ自転車乗りを集めて一人ずつ声を掛けながらコミュニティへの参加を誘い、自らも情報発信の場としてこまめに使うことで、今ではe-じゃん掛川のなかでも一、二を争う発言数をほこる立派なコミュニティに成長しました。
でも発言数が一番だということを単純に自慢しているわけではなくて、自転車による地域発見ルートをいつも探して回り、とにかく地域を自転車で楽しめるコンテンツを充実させて、この掛川をガイドサイクリングの天国、ガイドサイクリングのメッカにしたいんだ、という情熱があふれています。
SNSで同じくらい情熱あふれる人と出会って世界も広がるし、入ってくる情報の質や量もどんどん高まっていると言います。しかも自転車って、どんどんグレードアップがしたくなるのでパーツや自転車本体の購入需要にも貢献していて、地域経済にも結構貢献していますよ(笑)とのこと。
※ ※ ※ ※
O田さんは、砂糖で地域をなんとかしたいね、と「横須賀白」を作ってみたものの、実際に売るにはどうしたらよいだろうか、と思案。実はそこから先はお隣のN田さんに相談してみたところ、「中が見えた方が良いよ」とか「小口のお手頃なおやつがいいかも」、「売る時はカワイイ雰囲気が大事だね」などとアドバイスをもらったことで商品化が実現したのだそう。
O田さんはe-じゃん掛川よりは他のブログを愛用していて、「ちょっととっつきにくい印象があります」とか「民間のサイトはやっぱり華やかで使いたくなる雰囲気がある」と、行政が始めたSNSへの注文も。このあたりは大いに参考にしたいところ。
最後には、「自分たちの身の回りで作る産物の割合をこのあたりの遠州地方にひっかけて『遠州率』と呼んで、遠州率をあげるような商品で楽しみたい」と豊富を語ってくれました。こういう活動こそ本人がイヤでも、回りや市民記者なんかが拾ってあげて物語として紹介してあげたい話題なのではないか、と強く思うのでした。
※ ※ ※ ※
最後のN田さんは、ネットで紹介することで商売繁盛よりも普段来店してくださる方達との語らいで信用と信頼を得る商売が合っているように思っておられるのでした。その結果、駅の売店という、一見観光客向きの商売かと思うような立地でありながら、実は売り上げの6割以上は地元の方が日常の買い回り品として買う需要に結びつけているのでした。
N田さんがこのお店の店長としてやってこられてからは、それまで箱で売っていた商品をバラでも売るようにして、一個だけでも欲しいという要望に応えながら、たくさんのニーズに応えるような商品展開が始まりました。
決して広いとは言えない店舗スペースの中で近在の有名商品を並べるその並べ方は1センチ単位のスペース管理ですし、お客さんのニーズで最近は近場の生鮮野菜も置くようになりました。
その野菜ももってきてもらうものを並べるだけなどというようなことではなく、N田山自らが畑に出向いて作っているおばちゃん達と談笑しながら掘って、品定めをして持って行くというこだわり。こんな情熱あふれる話題は、私自身もこのお店を何度も訪れながら知らないことでした。
商売繁盛のためのSNSやネットなどということではなくて、やはり人生はもっと感動を伝えることに努力しても良いし、感動が先にあればビジネスは後から結果として着いてくる、というような活動を地で行っているお三方なのでした。
なんと「リアルな儲け話のためのSNS」をもくろんだ私の構想は、結局田中先生が講演の冒頭で示された、「一番お伝えしたいこと」というパワーポイントのスライドと同じ所に着地してしまったようです。
つまり、三つのポイントである①地域情報化とは地域づくりであること、②地域を作るのは「人」であること、③皆さんの「気持ち」で「人」が動き、それが「地域の力」になっていく、ということそのものではありませんか!
※ ※ ※ ※
掛川は今でも来るたびに目からウロコの落ちる思いをさせてくれる場所です。
田中先生はもうパネルディスカッションの中で語られる話に深く感じて頂いたようで、最後にコメントをお願いした時には興奮してステージの真ん中までスキップしてくるほどでした(笑)
パネルディスカッションは人選が8割だと改めて私も胸をなで下ろしました。さて会場の皆さんはお楽しみいただけたでしょうか。私自信はとても深く感じ入るものがありました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。
掛川はやっぱり人が良いのです。
コメント
3件のコメントがあります 最新3件表示
- 報告者 さん(岐阜県) 2010年03月14日 01:24
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すばらしいですね!
感動を伝えあうことが
人と人をつなぎ
人と人が集まって
感動が生まれる
よい循環ですね^0^
- 長谷川孝夫 さん(愛知県) 2010年03月14日 18:53
-
地域SNSについては、春日井市でも準備会が立ち上がろうとしています。
私もその一員になりそうですので、今後ともよろしくお願いします。
その一環として、ひょこむ(ブログ)をみんなでやっています。
- 小松正明 さん(神奈川県) 2010年03月15日 00:20
-
自分自身参加していて面白いイベントでした。感動の種を伝える手段の一つとして、気楽に使える地域SNSがあるのではないか、と思うのです。
イベント情報に対して、mixiで遠くから「がんばってね」と言われるのも嬉しいですが、「それなら見てみようか」という人がいるのは地域SNSならではです。
道具をより便利に使えさえすれば、掛川には感動のネタはたくさんあると言うことでした。

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