WOWOWご加入はネットからがお得!

「ぶらっと!」の会員登録はこちら。ぜひご参加ください。

うどんげのさんぽ

文化の散歩(里見公園)

  • カテゴリー:あれこれ
  • 都道府県:千葉県
  • 投稿日:2007年05月06日 17:19
  • 投稿者: うどんげ さん(千葉県)
  • 200705061719-5000048
  • 200705061719-5000049
  • 200705061719-5000050
  • 200705061719-5000051

矢切の渡しから野菊の墓を巡ったら、道順として次は里見公園だろう。
里見公園は桜の名所である。また国府台城の城跡でもある。
国府台は聖武天皇の時代に国府が置かれたことから、この地名となった。
下総を統治していた千葉氏の内紛があり、破れた当主の弟・千葉胤賢の子供二人(実胤・自胤)が生き延び扇谷上杉氏の家宰であった大田道灌を頼ったので幕府の命により、四神相応(背山臨水の地形)のこの地に1479年築城し臼井に籠る千葉孝胤征伐の援軍をした。
以後、何度かの合戦があるが、歴史の舞台に登場するのは、足利義明・里見義堯らの軍勢と北条氏綱軍との戦がある(第1次合戦1538年)。さらに里見義堯の子である義弘・大田資高軍と北条氏康・氏政父子軍との戦(第2次合戦1564年)があり、この戦では里見軍が5,000名ほどの死者を出したという。
これにより「夜泣き石」や滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の逸話がある。
徳川家康の時代には江戸城を俯瞰する位置にあるとして廃城となる。
その後家綱の時代に幕府庇護の寺として関宿に在った総寧寺がこの地に移築された。1958年国有地の払い下げを受け、総寧寺の一部を公園として整備された。

夜泣き石
第2次国府台合戦後の戦場に安房から父親(戦死した武将の里見弘次)を探しに訪れた12・3歳の姫は、その凄惨な光景を見て悲嘆の涙に暮れ、心も体も疲れ果て、傍らの石に縋ったまま息を引き取ったと言う。
以後夜になると姫の泣き声が聞こえるようになり、その石は「夜泣き石」と呼ばれるようになった。それを通り掛った合戦ゆかりの一人の武士が供養をすると泣き声は途絶えたという。
以前は総寧寺の境内にあったがこの地に移された。

北原白秋
歌人で童謡作家(砂山・からたちの花・待ちぼうけ)の北原白秋は明治18年福岡県柳川で生まれた。北原家は柳河藩立花家の御用達の商人であったが、明治34年大火により家屋は焼失し、商売が傾いて行く。
早稲田大学を中退後、森鴎外を中心としたスバル創刊同期の佐々木信綱・斉藤茂吉・伊藤左千夫(野菊の墓)らと親交を結ぶ。
明治42年25歳で処女詩集「邪宗門」を出版する。
大正5年閑静な場所を求めて真間の亀井院(手児奈の井)の庫裏で江口章子と暮らす。葛飾閑吟集に詠われている。
「葛飾の,真間の手児奈が,跡どころ,その水の辺の,うきぐさの花」
その後江戸川区の小岩村三谷に移り、その住いを「柴烟草舎」と呼んだ。
昭和44年江戸川改修工事のため、ゆかりの地の市川市が寄贈を受けて
里見公園に移築した。


コメント

7件のコメントがあります  最新3件表示

ニッコウキスゲ さん(兵庫県) 2007年05月10日 22:34
こんばんは。
遅くなりましたがお邪魔します。
と言っても、何も知らない事に今更ながら気付くなんて、お恥ずかしいです。
北原白秋が住んでいたなんて、少しも知りませんでした。
そう言えば、景色の良い所と記憶していますが...。
江間章子って、尾瀬の歌の作者ですよね?

どれから読んだらいいのでしょう?
勉強になります、ありがとうございました。
うどんげ さん(千葉県) 2007年05月11日 14:34
ニッコウキスゲさん
江口章子は前夫と離婚後、北原白秋と結婚しますが、その離婚後
では数奇な運命を辿っていますね。北原も三度結婚していますし。
芸術家は感情が激しいのでしょう。瀬戸内寂聴の「ここ過ぎて」。
「夏の思い出」の江間章子とは別人だと思います。
ニッコウキスゲ さん(兵庫県) 2007年05月12日 00:32
こんばんは。
お恥ずかしいです、早とちりでそそっかしくて、これでよく生
きてこれたと思います。
北原白秋の詳しい事は全く知らずでした。
瀬戸内寂聴さんの本読んでみます。
思い違いである事を直ぐに訂正いただきまして、ありがとうご
ざいました。

>>もっとみる

トラックバックURL(外部ブログ用):http://www.burat.jp/tb/200705061719-5000047

サポータープロフィール

  • ニックネーム:うどんげ
  • 居住地:千葉県
→もっとみる

サポーターブログ

ブログテーマ一覧

カレンダー

prev_month 2007年06月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30